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垣根涼介の「室町無頼」 [読書]


室町無頼

室町無頼


面白かったです!!

恐らく日本史上、もっとも混乱した時代、無政府状態にあってそれまでの価値観や秩序が崩壊した室町中期から後期にあって、歴史書にはほんの少し触れられている程度の存在だった人物たちを活写した本書はそのスケールの大きさから、大げさにいえばスターウォーズエピソードⅣだな)に匹敵するかのごとく作品だと思います。

青年、吹き流しの才蔵の成長物語を軸に(この流れはルークとヨーダのようです)、骨皮道賢、蓮田兵衛の両巨頭の大胆にして不適であり、胸をすくようなストーリー展開はページをめくる手を止めさせません。

脇役的ながら、実はこの物語の語り手的存在なのが暁信。ラストに至る怒涛の流れの中で暁信の存在は物語の中核をなす登場人物たちを引き立てています。

是非とも映像化したい作品。垣根さんの歴史小説はなかなか読ませます。次の作品も楽しみです。